生後7~9か月

7~8か月になると、安定した姿勢でおすわりができるようになります。両手が自由になり、ボールを転がしたり、積み木を渡したり「やりとり遊び」ができるようになります。しかし、小さなものをつまんで口に入れてしまうので安全には十分注意が必要です。

はいはいを始めるのもこの時期です。最初は腹ばいのままズルズルと移動したりしますが、9か月のころになると上手になります。活発に動くので、事故に注意しましょう。

かまってもらいたいときは甘えるような声を出したり、だっこしてと手を伸ばしたりして、今まで以上に自分の気持ちを表現するようになります。怒ると大声を出したり大泣きをしたりする子もいます。心が成長した証拠です。叱らずに、あたたかく見守ってあげましょう。
人見知りが激しくなる子もいます。パパ、ママの姿が見えないと不安になり、はいはいで追いかける「あと追い」も始まります。

7~8か月になると、パパ、ママの動作をじっと見て、しぐさをまねることも少しずつ始まります。まねは、生活習慣や社会性を身につける上で、大切なことです。

夜泣きが始まることもあります。何をしても泣き止まないので、パパ、ママも睡眠不足で疲れてしまうでしょう。時期がくれば必ずおさまりますので、成長の過程として付き合ってあげてください。

【乳児健診後期(9~11か月)】
前回の案内と同じく、市の助成を受けて健診を受診できます。この時期の健診では、つかまり立ち、はいはいなどの運動機能の発達具合、歯の生え具合、離乳食の様子などをチェックします。予防接種の進み具合も確認されます。この時期には、視覚や聴覚などの先天性の病気が見つかることもあります。
乳児健康診査/日立市